体中に口の生えた化け物が一声もあげずに息絶えていた 言葉の暗夜に耳の炬火を掲げ黙り込んだ幼子の顔を照らせ立ちすくんだという聴聞権が閉じられた舌を拓かせるまで 私は沈黙に呼ばれている悲鳴より聞こえているものに 人は黙殺で二度殺せる 唖にはびこる…
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