愛さないことにかけては世界の方が上手

詩人・ライターの喜久井(きくい)ヤシンが好きなことを好きなようにやるためのブログ

私なりのインプット&アウトプットの方法  読書から執筆・記事拡散まで

 私は普段、ネットで偶然見かけるアプリの利用法やライフハックの情報が役に立っています。こんなに便利なものがあるのかと、驚くようなことも少なくありません。

 今回は恩返しがてら、私の読書(インプット)から執筆(アウトプット)までの一連の流れをオープンにします。人によっては今さらの情報が多いかとは思いますが、参考になるものが少しでもあれば幸いです。

 それぞれ、デジタルとアナログのやり方の両方を併記していきます。

 

1 本を選ぶ

 デジタル……メモ帳
 読みたいと思った本は、パソコン付属の「メモ帳」に書き入れておきます。本以外にも映画、音楽、調べたいものなどをすべて一つに書き入れていれています。毎日のように更新するため、余計な機能のない「メモ帳」を利用。タイトルのリストは常に1000くらいあり、多すぎて分かりづらくなったら整理して減らします。

 

 アナログ……出版物の総目録
 本屋や図書館に行って本を探すのもいいですが、そもそもどんな本が出版されているかを全部知れば手っ取り早いものです。たとえば「岩波文庫総目録 1927-2016」では、90年にわたる岩波文庫の出版物を総覧でき、店頭からなくなった絶版本でもカバーできます。これはデジタルの話ですが、有名な文庫の目録であれば、各出版社がキンドルなどに無料で出しているため、読みごたえのある情報書としても楽しめます。


2 本を得る

 デジタル……図書館横断検索「カーリル」他

 読む本を決めたら、図書館のホームページを見て、近場になければ予約取り寄せを行います。WEB上に所蔵データがない場合、図書館のカウンターでリクエスト用紙に書いて渡せば対応してくれます。区内で入手しずらければ、地域ごとの図書館蔵書を横断検索できる「カーリル」を使用。すぐ行ける場所になければ区外取り寄せをします。

 

 アナログ……国会図書館

 研究者からすればわざわざ名前をあげる必要もないでしょうが、私が国会図書館の価値を知ったのはごく最近です。買えば高く、地域の図書館では予約待ちの本であっても、国会図書館ならすぐに読めます。ここを知ったことで、最近になって読書のレベルが上がりました。最新の漫画もあるので、(あくまで研究目的として)日本最強の漫画喫茶として使うこともできます。


3 本を記録する

 デジタル……ワード

 読書はたいていの場合、注目した箇所に付箋をはさみながら読み、最後に要点をパソコンの文書データにしてまとめます。どの本をどのように読んだかによって全然違いますが、良い本であったなら、ページ数、抜粋文、注目した箇所の要約、自分なりの感想のメモ、もっと知りたいと思った人名や書名を記録します。
 余談ですが、入力するときは背景色を変えて使っています。白のままだと目が痛くなりやすいので、背景色をグレーに設定したワードファイルを用意しています。

 

 アナログ……冊子

 ワードで書いたものが一定量溜まったら、印刷してまとめておきます。厚紙ではさんでいるため、かたちはちょっとした冊子のようになり、年に数冊分できあがります。時期によって読む本の傾向が変わるものですが、本棚に並べておくと視認性があるため、自分の興味や方向性を確かめるのに適しています。

 

4 情報を集める

 ここからは記事を書くまでの情報になります。インプットする読む側から、アウトプットする書く側に転じて、以下のことをおこなっています。

 

 デジタル……Evernote

https://evernote.com/intl/jp/

 ワードに記録した文章は、メモアプリであるエバーノートに入れています。エバーノートでは検索ができるので、記事のキーワードとなる言葉を入れれば、すぐに関連する記録が出てきます。

 たとえば、私は先日「退屈」についての記事を書きました。「退屈」「忙しさ」「暇」などの関連ワードで検索すれば、自分でも忘れていた事柄がヒットし、記事を書くヒントになります。

 例として、私のエバーノートの「退屈」の語の検索結果をいくつか抜粋します。

36『次に霧から銀ギツネが生じ、二匹は船をつくって、水上に漂う船のなかに住む。長い年月のうちに彼らも退屈してくる。』河合隼雄「神話と日本人の心」)

57『ひと言で言えば、退屈の反対は快楽ではなく、興奮である』ラッセル「幸福論」)(國分功一郎 「暇と退屈の倫理学 増補新版」)

・『一日一日と思へば、退屈はあるまじ。一日一日をつとむれば、百年千年もつとめやすし。』(嗣法正受)(水上勉良寛」)

315  そう、独裁は取り澄ましたものであり、もったいぶったもの、そして、完全に退屈なものだ。レイナルド・アレナス「夜になるまえに」)

32『自分や自分の作品を退屈だと感じさせる勇気を持たないものは、藝術家であれ、学者であれ、ともかく一流の人物ではない』ニーチェ)(佐々木中「切りとれ、あの祈る手を」)

58 戦争のほんとうの原因が少数の人たちの退屈にあることは間違いない。(アラン「幸福論」)

 ※冒頭の数字は掲載されているページ数。記載なしはメモ忘れ。

 

 検索結果を参考にすれば、記事のテーマや構成も見えやすくなります。類語の検索なども含めると、単語によってはオリジナルの名言集がすぐにできるでしょう。
 また、「エバーノート」はクラウドなので、万一自分のパソコンがクラッシュしてもデータが残ります。バックアップとしても使っています。

 

 アナログ……大宅壮一文庫

 知の倉庫はいくつかありますが、ここでは例として大宅壮一文庫を挙げます。東京都世田谷区にある雑誌専門図書館で、貸出はできず、閲覧・コピーのみができるところです。ウェブや書物にない情報があたるので、調べたいもの・人によっては大いに参考になります。
 ちなみにジャーナリストの立花隆さんは、ロッキード事件の取材にあたって、大宅壮一文庫を利用。田中角栄に関する「全資料をもれなくコピー」とリクエストしたとのこと。(立花隆著「知のソフトウェア」より。)情報のためにケチケチしないことを教えられます。


5 書く

 力技です。

 

 

 6 記事に画像をつける

 デジタル……Pixday

https://pixabay.com/ja/

 記事の本文が完成後は、公開時の画像を選びます。私はお金がないので、自分で画像を選ぶ場合は、無料で使えるフリー画像サイトを使っています。あまり細かく比較したわけではありませんが、画像サイトの中では「Pixday」が使いやすいと思っています。

※アナログは割愛。

 

7 記事を拡散させる

 デジタル……HASHTAGIFY 

https://hashtagify.me/hashtag/tbt

 私はあまり拡散に力を入れませんが、一応ツイッターがあり、意識してタグをつけることもあります。HADHTAGIFYでは、単語を検索することで関連度の高い言葉が表示されます。たとえば「#ひきこもり」でタグをつける場合、その言葉で検索すると、「#不登校」「#いじめ」「#ニート」の順で関連度が高いと出ます。記事と結びつくものであれば、ついでに「#不登校」とつけると、興味のある人が見つけやすくなるでしょう。

 

 

 以上。あとはアウトプットとなる記事を公開し、またインプットへと循環します。私はこんなふうにして、読むことと書くことをくり返しています。ごくざっくりとした自己流の流れではありますが、ちょっとしたヒントにでもなれば幸いです。