愛さないことにかけては世界の方が上手

詩人・ライターの喜久井伸哉(きくい しんや)による愚文集

2019-04-08から1日間の記事一覧

【写真詩】中原中也詩集付

秋の夜に僕は僕が破裂する夢を見て目が醒めた(「脱毛の秋」) あ〃 おまへはなにをして来たのだと……吹き来る風が私に云う(「帰郷」) 血を吐くやうなせつなさかなしさ。(「夏」) わが生は、下手な庭木師らにあまりに夙(はや)く、手を入れられた悲しさ…